グルメ アイキャッチ

東京から約4時間のフライトで到着する香港は世界中から観光客が集まる人気の観光スポットです。

高層ビルが立ち並ぶ一等地から屋台が並ぶローカルな場所までおいしい食の数々があなたを待っています。

しかし香港の料理は美味しいものばかりですが、安くてうまい知る人ぞ知るグルメも多くあります。

今回の記事では、香港の安いグルメについて紹介します。

香港グルメってどんなもの?

飲茶

出典 : https://migrationology.com/hong-kong-food-guide/

韓国料理と言えばキムチや参鶏湯など辛いものや鶏肉を使った料理ですよね。

日本料理は鰹節や昆布だしをベースに繊細な味付けを施した美術品のような食です。

では「香港料理」というものはあるのでしょうか?

多くの方は香港独特の料理を楽しめると思っていますが、実は香港で楽しめるのが「中国料理」です。

しかしかつてはイギリスの植民地であった時代があり、中華料理の中にヨーロッパ色が伺い知れる文化が隠れています。

絶妙なバランスで調和がとれている料理の数々は多くの美食家も魅了し、旅行客も多くの香港ならではの料理を求めて訪れています。

数ある香港グルメの中でも有名なものと言えば「飲茶(やむちゃ)」ではないでしょうか。

セイロの中に並べられた小さく可愛らしい飲茶の数々はインスタ映えも抜群ですので、舌だけでなく目でも楽しめるのが香港グルメの良い所ですね。

香港グルメは屋台もおすすめ

お肉

出典 : https://migrationology.com/hong-kong-food-guide/

香港は人口密度が高く、1平方キロメートルあたりに約5万4500人が暮らしている計算になります。

そのため住宅が狭く、女性が社会進出をしている影響から家で料理をして家族みんなで食事という文化はあまり栄えていません。

香港市民の食事は屋台などで安いグルメを買い、その場で食べる外食スタイルが主流ですので香港では安いグルメが多いのです。

屋台と聞くと衛生面が心配だと思われる方も多いですが、アフリカや東南アジアの発展途上国ではありませんので、衛生面に関してもしっかりと基準が設けられているので安心ですよ。

ぜひとも香港を訪れた際は屋台グルメも楽しまれてみてください。

香港のおすすめ激安グルメ

レストラン

出典 : https://migrationology.com/hong-kong-food-guide/

香港の町を歩いているだけで美味しい匂いが漂ってきて胃袋を刺激します。

屋台には魅力的なグルメが並び、ストリートからレストラン内を覗けば多くの人で賑わう活気のある雰囲気を楽しめます。

まさに外食天国とも呼べる香港には多くの激安グルメがありますが、計画も無く街を歩いて何となくお店に入るのはもったいない!

どこのお店も美味しいというわけでもなく、事前のリサーチや確認は必要になります。

もちろん気の向くままに通りを歩いてふらりと入ったお店がとんでもなく美味しかったりするので新しいジャンルを開拓していくのも楽しみの一つです。

やはり各地にチェーン展開している繁盛店は安くて美味しい食事が楽しめます。

香港を訪れた際に一度は食べていただきたい料理の数々をご紹介していきます。

ポークリブ丼

ポークリブ丼

出典 : https://www.openrice.com/zh/hongkong/p-%E7%BE%8E%E5%91%B3%E5%BB%9A-p5986343

香港と言えばポークリブ丼です!

現地の人に最も親しみがある料理の一つで、「排骨菜飯」と呼ばれています。

ご飯の中に野菜が入った混ぜご飯の上に骨付きの豚肉をドンと乗せたボリューム満点のポークリブ丼はお腹いっぱいになること間違いなしです。

ビールとの相性も抜群で、豚肉ならではのジューシーな脂身に骨付き肉にむしゃぶりつく豪快な食べ方がより一層おいしさを際立たせます。

ポークリブは揚げたものに甘辛のたれを絡めていることが殆どなので、日本人の味覚にもバッチリ合うため、ご飯が進んでしまう恐ろしい食べ物です。

美味しいポークリブ丼を提供している人気店であれば夕食時には満席になることも多く、早めに訪れるか行列覚悟で訪れるのをオススメします。

おすすめ店舗

美味廚

出典 : https://www.openrice.com/zh/hongkong/p-%E7%BE%8E%E5%91%B3%E5%BB%9A-p3704377

香港でポークリブ丼を食べたいのであれば香港に3店舗も出店している「美味廚」がおすすめです。

3店舗ある中での一番のおすすめはMTR尖沙咀(チムサーチョイ)駅L5出口を出て北京道を東へ向かうとネイザンロードと並行している亞士厘道を右へ入ると見えてくる場所にあるお店です。

裏路地にありますので初めて訪れる人にはちょっとわかりにくいほどとてもローカル色が強いのですが、土日になると香港人や観光客で賑わっています。

気になるお値段ですが、ボリューミーな排骨菜飯(ポークリブ丼)は51香港ドル(約700円)とかなりリーズナブルです。

店舗はそれほど広くはありませんが料理の提供も早く、回転率はそこそこ良いように見受けられました。

中国料理のお店なのでもちろんポークリブ丼以外のメニューもありますので、グループで訪れた際は様々な料理を注文して分け合うのもおすすめです。

どれもお酒との相性が抜群なので、食べ過ぎ・飲みすぎにはご注意ください。

名称 美味廚 尖沙咀店
所在地 香港 Tsim Sha Tsui, Ashley Rd, 20-20A舖(Google map
電話番号 +852 2314 4868

お粥

お粥

出典 : https://www.openrice.com/…

日本ではお正月で食べ過ぎた胃を労わる七草がゆや風邪を引いたときにお粥を食べるなど普段から食べるものではないイメージがありますが、香港ではとても馴染みのある食事です。

コンジーと呼ばれる香港粥はあっさりとしていて美味しいだけでなく、様々な種類のお粥を取り揃えているので一度味わっただけでは香港のお粥を知ったとは言えません!

そのため香港に訪れたら必ずお粥を食べるという人も多く、香港粥にハマる人が続出です。

鶏をベースにしたものからホタテや海老などの海鮮系・牛骨・豚骨まであって、まるで日本のラーメンスープのような自由度なので今日の気分で食べるお粥を決めるなんてことも可能です。

胃がもたれたらお粥を食べに行き、自分の好きな味のお粥を選んでみましょう。

また、価格も非常に安くて白粥は100円強、別のメニューでも高くて約330円ほどとこれ以上ない激安グルメとなっています。

朝ごはんとして親しまれていますが、中国料理の脂っこさで胃がもたれてしまったら夜ごはんとして食べるのもおすすめなのでぜひとも香港粥をお試しください。

おすすめ店舗

洪利粥店茶餐廳

出典 : https://www.openrice.com/zh/hongkong/…

尖沙咀で香港粥を楽しみたいのであれば尖沙咀のキンバリーホテルの近くにある厚福街の一角にある「洪利粥店茶餐廳」です。

朝6時から営業していますので朝食に利用する人も多いです。

今にも潰れそうな見た目をしていますが、店内は清潔感が保たれていて不快に感じるポイントもありません。

残念ながら日本語のメニューはありませんが、英語のメニューがありますので広東語が分からない方でも何となくどんなお粥なのかわかります。

お粥をメインに扱っているレストランですが、お粥以外にも麺類やご飯類、サンドウィッチも提供しています。

出汁をしっかりと取っていて、あっさりした味の中に後から素材本来の風味が口の中を満たしてくれます。

さらさらと飲むようにぺろりと食べられてしまいますので、朝から食べすぎには注意しましょう。

お粥は高いメニューでも24香港ドル(約330円)となっていますので、サイドメニューやドリンクなどを注文してちょっとした贅沢をするのも良いでしょう。

名称 洪利粥店茶餐廳
所在地 2A Hau Fook St, Tsim Sha Tsui, 香港(Google map
電話番号 +852 2721 6606

飲茶

飲茶

出典 : https://r.gnavi.co.jp/k699000/menu2/

香港に来たからには飲茶は外せません!

飲茶・点心を語るには香港からと言われるように香港はあちらこちらに飲茶のお店が乱立し、香港名物となっていて価格帯も様々です。

観光客向けに営業している店舗は高くてそんなに美味しくないという場所もあり、頼んだ飲茶はこんなものじゃなかった…と残念に思う事もあるので事前の詳細なリサーチなしで訪れるのは少々危険です。

香港にある飲茶のお店は専用のオーダーシートに食べたい飲茶の個数を記入し、店員さんに渡すだけです。

メニュー

中国語のメニューでも知っている漢字の並びからなんとなく種類が分かりますので、どのようなものが来るのかワクワク感も楽しめますよ。

もちろんアレルギーのある方や食べたい飲茶がある場合は事前にどのようなメニューがあるのか把握して訪れた方が良いです。

香港で飲茶を楽しみたい方に一番良いのは老舗の飲茶店を訪れることです。

香港でも有数の有名店をご紹介します。

おすすめ店舗

陸羽茶室

出典 : http://www.lukyuteahouse.com/

1933年創業の香港でも老舗中の老舗なのが「陸羽茶室」です。

地下鉄中環駅から徒歩5分の士丹利街(スタンレーストリート)にひときわ目立つ3階建てのヨーロッパ色の強い建物が陸羽茶室です。

SNS映え抜群の中華の雰囲気が溢れる内装を楽しみつつ味わう飲茶は一生の思い出に残ること間違いなしです。

観光スポットとしても評判があり、外装をバックに写真撮影をする観光客の姿も目立ちます。

ガイドブックなどでも紹介される飲茶専門店の陸羽茶室は高級店のカテゴリーに入りますが、クオリティと料金を比較すると非常に安いです。

小さなセイロに入っているエビやカニなどを盛り込んだ可愛らしい飲茶の数々が食べられる香港の飲茶で最高の体験してみてください。

陸羽茶室は超の付くほどの人気店なため、ランチ・ディナーの時間はとっても混雑しますのでご予約をおすすめしています。

電話予約では英語・中国語で対応。予約が出来ますので、事前予約して訪れてみてください。

朝7時からオープンしていますので、朝一から飲茶を狙うのもアリですよ!

名称 陸羽茶室
所在地 24-26 Stanley St, Central, 香港(Google map
電話番号 +852 2523 5464

香港の飲茶はこちらもおすすめです。

エッグタルト

エッグタルト

出典 : http://blog.xuite.net/jennifer99/…

なんで香港でエッグタルト?と思う方も多いかもしれませんが、香港は元々イギリスの植民地で、ヨーロッパの食べ物が市民のソウルフードになっているのです。

午後3時のティータイムがあったり、ミルクティーのような甘い飲み物が大好きという人も多く、カフェは賑わいを見せています。

そんなスイーツ文化が根付いている香港で人気なのがエッグタルトです。

歯触りの良いタルト生地でプリンカスタードを包んで作られたエッグタルトはサクサク・トロトロの食感が同時に味わえる贅沢な一品です。

食べた人の多くが美味しかった!と絶賛のコメントが多いのが香港のエッグタルトで、お土産としても人気があります。

実は香港で販売されているエッグタルトには香港タイプとマカオタイプの2種類があります。

香港タイプはタルト生地を使用し、表面に焦げ目が付いていないエッグタルトです。

逆にマカオタイプではタルト生地の代わりにパイ生地を使用し、表面を焦がしています。

両方とも香港のエッグタルトとして定番ですが、せっかく香港に行くのですから両方とも楽しんでみたいですよね。

2018年現在は他にもクッキー生地のタルトも売られていて、それぞれの食感や味の好みによって好きなタイプが違いますので全て食べ比べてみましょう!

おすすめ店舗

澳門茶餐廳

出典 : http://blog.xuite.net/jennifer99/blog/…

香港で有名なエッグタルト屋さんなのが「澳門茶餐廳(オウムーチャーチャンティン)」です。

MTR尖沙咀(チムサーチョイ)駅A1出口から徒歩1分という好立地にあるお店で、テイクアウトだけでなく店内でもタルトをお楽しみいただけます。

地元の人にも人気で、土日になると早い時間でも席が埋まっているのが普通です。

しかし店内での飲食は30HK$以上食べなければいけないため、エッグタルトのみの購入はテイクアウトするしかありません。

ちなみにエッグタルトで有名なお店ですが、ご飯ものも置いている飲食店なのでご飯を食べたついでに食後のデザートとしてタルトを楽しむのもおすすめです。

「葡式蛋撻(エッグタルト)」は8HK$(約110円)とお腹がちょっと空いたときに食べるには最適です。

パイ生地で焦げ目の付いたエッグタルトなのでマカオタイプになりますが、パイ生地ならではのフワサク感とエッグタルトのトロっとした食感に少しビターな焦げ目が大人のおやつにピッタリな味となっています。

可愛らしい見た目のタルトは写真映え抜群なので思わずシェアをしたくなる一枚が撮れるかもしれませんよ。

名称 澳門茶餐廳
所在地 25 Lock Rd, Tsim Sha Tsui, 香港(Google map
電話番号 +852 2366 8148

香港旅行は今がチャンス?

海外旅行でまず最初に気になる情報が現地通貨のレートですよね。

レートを検索しておおよその幅を知り、空港やホテル、市内の両替所へ行って現地通貨を得てショッピングや食べ歩き、観光を楽しまれるかと思います。

中にはクレジットカードを利用する方もいるかと思いますが、グルメの話なのになぜいきなりお金の話?と疑問に思う方もいるでしょう。

実は2016年から円高が進んでいて、2017年・2018年ともに安定したレートをキープしています。

2015年7月での時点では香港ドルのレートは1HK$=15円~16円程度でしたが、現在は1HK$=12円程度まで円高が進んでいます。

たかが3円程度の違いと思われるかもしれませんが、100香港ドルの商品を買ったとして、30円もの開きがあるのです。

食事を安い価格で楽しみたいのであれば円高のときに訪れるのが最適なのです。

両替は市内がおすすめ!

両替所

出典 : http://asia-hotelnavi.com/yuzumomo/

アメリカドルのような有名な通貨は日本国内の銀行で両替が可能ですが、香港ドルを取り扱っている銀行は少ないです。

多くの人は空港や自分の宿泊するホテルで両替を行いますが、市内の両替所の方がレートは高いことが多いです。

タクシーに乗った際の交通費やそれに関連するすぐに必要な現金分だけはすぐに両替をした方が良いですが、急いでなければ市内での両替をおすすめします。

安いグルメが味わえるお店はクレジットカードが一切使えませんので市内を観光するときは両替所を探しましょう。

スーパーマーケットに安いグルメがある

スーパー

出典 : http://hongkong.cbco9.com/2011/04/super-market/

外食文化が根付いている香港ですが、もちろんスーパーマーケットはあります。

いつもの観光では行かないような場所ですが、香港ならではの商品が並んでいて非常に楽しいです。

試食のサービスも行っているので、日本のスーパーに並んでいるものとは違う味を楽しめるので満足度も非常に高いです。

商品を購入するだけでなく、スーパーだからこそ楽しめる安いグルメも魅力的です。

同じエリアにあるスーパーを渡り歩いてお土産を買ってみるも良し、小腹が空いたとき用のお菓子を買うも良し、フードコートやお弁当を食べても満足出来ますよ。

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、香港の安いグルメについて紹介してきました。

香港は屋台で売ってる中華料理やエッグタルトなどの名物B級グルメから安くて美味しい飲茶が食べられるグルメ天国です。

2017年からは円高が続いていて、ただでさえ安い食べ歩きグルメがとってもお得な価格で楽しめます。

毎日のご飯を外食で楽しむローカルな楽しみ方をぜひ香港でお楽しみください。

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