買い物する人たち

香港を旅する人が必ず訪れると言ってもいいほど人気の街、チムサーチョイ。

ビクトリアハーバーから見る香港島の夜景などの観光スポットや、グルメの街としても有名ですが、高級ブランドからローカルブランドのアウトレットまで、多くのショップやモールからなる巨大なショッピングエリアでもあります。

このチムサーチョイ に観光、グルメ、ショッピングが同時に楽しめる巨大なショッピングモールがあるんです。

その名も『ハーバーシティー』。

今回の記事ではこのモールの概要と攻略法についてご紹介します。

ハーバーシティーのレストランについて知りたい方はこちらも参考にどうぞ!

ハーバーシティー (海港城/Harbour City)とは

ショッピングモール
とにかく大きいハーバーシティーはセントラル(中環)とチムサーチョイ (尖沙咀)を結ぶスターフェリーの乗り場/バスターミナルの隣から『チャイナハーバーシティー(中港城)』まで続く香港で最大のショッピングモールで、450を超えるショップ、60の飲食店、ギャラリー、映画館と3つのホテルが入っています。

チムサーチョイ の中心のネイザンロード(彌敦道)からは歩いて15分ほどです。

地下鉄でのアクセスはMTRのチムサーチョイ 駅の出口A1、東チムサーチョイ 駅の出口L5から、共に徒歩5分。どんな交通機関を使っても簡単に行けます。

このモール、5つのショッピングエリアで次の構成されていて、ショッピングエリアごとに特徴があるので、それぞれのエリアに分けて、ご紹介していきましょう。

スターアネックス@スターハウス(STAR ANNEX@星光行)

スターフェリーのピアを出てすぐのところにあるのが、『スターハウス(星光行)』。

この二階と三階の部分がスターアネックスで、三階でお隣のマルコポーロ香港ホテルアーケードとつながっています。

ここには『誠品生活』という台湾からやってきたオシャレなお店が入っています。

人文芸術関係の書店が前身のこのお店、書籍だけではなく、生活雑貨、ファッション、お茶など文化の香り漂ういろいろなグッズを取り扱っていて、香港の若者に人気のショップです。

このお店、代官山蔦屋書店のモデルになったとか?

なので、そんな感じのお店が好きだったら、足を運ぶ価値、絶対ありですよ。

マルコポーロ香港ホテルアーケード(馬哥孛羅香港酒店商場)

三階には『グランドオーシャンシネマ(海運戯院)』という映画館が入っていますが、あとはすべてイギリス系の高級デパート『レーン・クロフォード(Lane Crawford)』の九龍店です。

『CHLOE』『BALENCIAGA』などの有名ブランド、『CULT GAIA』『AXEL ARIGATO』といった最新ブランドなどが揃うスペシャルセレクトショップとして、富裕層の御用達です。

ハイファッション、特にヨーロッパ発の旬のブランドを手に入れたい人におすすめのショップで、一階のコスメの充実ぶり、コンシェルジュなどのサービスも人気の理由のようです。

オーシャンターミナル(海運大廈)

お隣のマルコポーロ香港ホテルアーケードから、ビクトリアハーバーに向かって突き出たオーシャンターミナルは、大型クルーズ船のクルーズターミナルとしても使われていますが、2017年には5年の歳月をかけて増築された部分に展望デッキがオープンし、香港で夕日が一番キレイに見られる場所として人気を集めています。

ここは各階ごとにショッピングのターゲットをしぼりこんでいるのが特徴です。

地下(GroundFloor/日本でいう一階)は「KidX」と称し、子供に関するお店が集まっていて、『GUCCI』などの高級ブランド、日本でもお馴染み『トイザラス』、ベビー用品、写真スタジオ、家具など、子供に関するものなら何でも揃います。

また、子供連れを対象にしたサービス、施設も充実しているので、お子様連れでも気軽に買い物が楽しめます。

二階は「SportX」は文字通り、スポーツブランドのショップが充実したフロアです。

香港のスポーツ用品店『Gigasports』の最大店をはじめ、『ナイキ』『アディダス』『ニューバランス』などのスポーツブランドの専門店、そして、『Colunbia』『Timberland』『Lafuma』などのアウトドアブランドの専門店もこのフロアに集結しています。

三階は「LCX」と称して若者を対象にしたカジュアルブランドを集めたフロアになっています。

セレクトショップの『Xplus』のほかブティック、シューズショップ、何と日本の『どんぐり共和国』まであって、ブラブラ歩いて香港のトレンドを知るのにピッタリのところです。

またこの階にはオーシャンビューのレストランが何軒かあり、各国の料理が楽しめます。

オーシャンセンター(海洋中心)

ショーウィンドウ
一階のカントンロード(廣東道)沿いには『シャネル』『エルメス』『フェラガモ』といった世界中の一流ブランドのショップがずらりと並んでいて、ハイソな気分を味わえます。

二階には一階と同じ一流ブランドの専門店のほかにイギリス系のオシャレなスーパー、M&Sこと『マークス・アンド・スペンサー(MARKS & SPENCER/馬莎百貨)』のフラッグショップが入っています。

このM&S、日本ではそれほど知られていませんが、香港をはじめ、世界30国以上に支店を持つ有名ブランドで、プライベートブランドの衣料品、家庭用品、食品などを売っています。

香港では30年以上の歴史を持っていて、スーパーとは言っても、かなり高級感がある品揃えで地元では人気のお店です。

ここの紅茶やジャム、エコバック、コスメなどはお土産としてもなかなかおすすめですので、ぜひ覗いてみてください。

三階には電化製品のチェーン店や、高級時計や宝石を扱う『太子珠寶鐘錶』が、四階には日本の『MUJI』のフラッグショップ、ハーバービューが自慢のレストランなどが入っています。

ゲートウエイ・アーケード(港威大廈)

『ゲートウェイ』『プリンス』の二つのホテルとサービスアパート『ゲートウェイアパート』、オフィスなどが繋がった延長530メートルという長―いショッピングエリアです。

このエリアの特徴は『ブルガリ』『グッチ』『アルマーニ』といった一流ブランドだけでなく、『ユニクロ』『GAP』『ZARA』といったカジュアルブランド、高級セレクトショップの『JOYCE』など、いろいろなタイプのお店と『City’super』という輸入食品、家庭用品、コスメなどを扱う大型スーパーマーケットが入っていて、あらゆるニーズのショッパーに対応していることです。

ハーバーシティー 攻略法

片手を挙げる女性
ハーバーシティーは、お買い物、食事、娯楽、そして観光まで楽しめるまさに「All in One」のショッピングモールですが、大きいだけに、ブラブラ歩いているだけで疲れ果ててしまい、買いたい物が買えなかった!

なんてことになりがちです。ツアーなどで限られた時間しかないときもありますよね。そこで、少しでも効率的に回るためのポイントをご紹介します。

行きたいショップは事前に確認

まずはウエブサイト(http://www.harbourcity.com.hk/en/)や、ガイドブックで行きたいお店をチェックしておきましょう。

残念ながらサイトは英語、中国語(繁体字と簡体字)のみですが、『Happenings』をクリックするとイベントなどの情報も掲載されていますから、気になるイベントを予定に組み込むこともできますよ。

『Shop & Dine』の『Shops』をクリックするとカテゴリー(Category)別にお店を探すことができます。

例えば『Department Store』をクリックすると、先程ご紹介した『LCX』や『Lane Crawford』などの名前に続いて、その店舗の所在地、営業時間、電話番号が記載されています。

店舗の所在地はすべて記号で書かれているので、一瞬「?」と思うかもしれませんが、記号の意味は以下の通りですから、モール内にある地図と合わせて見れば迷子にならずに目的のお店を探すことができると思います。

  • HH=マルコポーロ香港ホテルアーケード(馬哥孛羅香港酒店商場)
  • OT=オーシャンターミナル(海運大廈)
  • OC=オーシャンセンター(海洋中心)
  • GW=ゲートウエイ・アーケード(港威大廈)
  • SA=スターアネックス@スターハウス(STAR ANNEX@星光行)

L1、L2、L3などは階数
101、300などは店番号です。

例えば『LCX』は「OT L3 OT300」とありますから、オーシャンターミナル三階の店番号OT300を地図で探せばOKです。

また、クリスマスや旧正月は営業日や営業時間が変更されることが多いです。この時期に香港を訪れる際は必ずウエブサイトでスケジュールを確認することをおすすめします。

人の少ない午前中を狙え!

地元の香港人は夜型の人が多いので、週末、ショッピングモールが混み出すのはランチ以降のことが多いです。

午前中はもちろん中国や世界中からの旅行者も少ないので、ゆっくり買い物したいなら、開店直後がベストです。

10時開店の店舗が多いですが、カフェやレストランの中には早朝から営業するところもありますから、朝食を取ったり、コーヒーを飲んだりして開店を待つのもいいですね。

待ち合わせ場所を決めておくと便利

家族やお友達と一緒にお買物するのも楽しいですが、それぞれ買いたいものがあって別行動したり、迷子になったりしたときのために待ち合わせ場所を決めておくことをお勧めします。

荷物が多く、歩き疲れていることが多いので、とにかく座って待てるところを選びましょう。

館内には無料wifiスポットが各所にありますから、その近くを待ち合わせ場所にするのも賢明ですね。

まとめ

いかがでしたか?

とりあえずここに行けば、お土産で何でも買えるし、空調が効いた屋内なのでどんな天候でも買い物が楽しめます。

ただ問題はその広さ!あまりの大きさに迷子になったり、買いたいものが探せなかったりしないよう、ご紹介した攻略ポイントを参考に、ショッピングを楽しんでくださいね。

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