
海外旅行先で先にこれを買えば、後がすごい便利になる!という、序盤にゲットした方がいい魔法のアイテムがありますよね。
例えば、ニューヨークの鉄道が乗り放題の地下鉄乗車券(メトロカード)やバンコクで買い物から電車にまで使えるラビットカードなどです。
こういうアイテムがあると、旅行先での煩わしい問題から解放され、いい思い出ができます。
そんな香港でのアイテムを、これからご紹介していきます!
オクトパスカードとは
オクトパスカードとは、日本でいうSuicaのようなもので、香港旅行の必需品です。
実はこのオクトパスカード、公共交通機関の乗車カードとして世界で最も早く導入されたものなんです!
さて、そんなオクトパスカードの詳細です。
英語現地表記 | Octopus Card |
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香港語表記 | 八達通 |
使用エリア | 香港 |
導入 | 1997 |
規格 | FeliCa, NFC |
運用会社 | Octopus Cards Limited(八達通卡有限公司) |
通貨 | 香港ドル (最高チャージ金額1,000HKD) |
有効期限 | 無し(最後にチャージから1000日以上経過で一時的に利用停止、再開可能) |
自動チャージ | あり |
公式サイト | www.octopuscards.com |
オクトパスカードの使い方
オクトパスカードの使い方は、Suicaのようなカードと同じです。
カードリーダーにピッとかざせば、それだけ精算が済みます。
海外旅行先で現地のコインを覚えたり、使っていくのは難しいですよね。
そういった問題から解放してくれる優れものです!
オクトパスカードが使える乗り物や場所
オクトパスカードが使える乗り物は、タクシーと赤ミニバスを除く、ほぼ全て乗り物です。
リストアップするとこんな感じです。
鉄道 | MTR全線、トラム全線、ピークトラムetc |
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バス | KMBバス(九龍)全線、シティバス(城巴)全線、ファーストバス(新巴)全線、ニューランタオバス(嶼巴)全線、その他バス各種etc |
ミニバス | ほぼ全ての緑ミニバス、ごく一部の赤バス |
フェリー | スターフェリー、ファーストフェリー、港九フェリー、ディスカバリーベイフェリー、珀麗湾フェリー、富裕フェリーetc |
オクトパスカードはどこで買うか
地下鉄(MTR)の各駅にある、客務中心(カスタマーサービスセンター)の窓口で購入できます。
多くの旅行客が、空港にあるエアポートエクスプレス駅の客務中心で購入します。
窓口にて「Octopus please.」と言えば、初回チャージの金額を訊ねられますので、お金を渡しましょう。
最低入金額は、150HKD(100HKD+デポジット50HKD)です。
チャージは後からでもできますが、払い戻しもできますので、先に多めの金額を入金すると便利です。
オクトパスカードの種類と値段
オクトパスカードにはいくつかの種類があります。
まずは、通常のオクトパスカードです。
カード名 | 租用版/On-Loan |
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金額 | 大人150HKD(100HKD+デポジット50HKD)/子供70HKD(20HKD+デポジット50HKD) |
次に、観光客向けのツーリストパスのオクトパスカードです。
この「機場快綫旅遊票/Airport Express Travel Pass(ツーリストパス)」には2種類あります。
種類① | MTR3日間有効 エアポートエクスプレス往復込み |
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金額 | 300HKD(100HKD+デポジット50HKD) |
種類② | MTR3日間有効 エアポートエクスプレス片道込み |
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金額 | 220HKD(100HKD+デポジット50HKD) |
※片道と往復の判別は、カードに貼ってあるシールでします。
※MTRの乗り放題の期限は、利用開始から72時間です。
※使用期限が過ぎても、チャージさえすれば通常のオクトパスとして使用可能です。
その他のオクトパスカードには、「腕時計式オクトパス」「キーリング時計式のオクトパス」「ノキア携帯電話用着せ替えオクトパスカバー」「綺麗な絵柄付きのオクトパスカード」などが販売されることがあり、コレクターなどが集めています。
オクトパスカードのチャージ
まず、オクトパスカードのチャージは、50HKDの倍数になります。
50HKD、100HKD、150HKD…という具合です。
そして、オクトパスカードのチャージの方法をたくさんありますが、今回は代表的な方法をご紹介します。
まずは、駅でオクトパスカードをチャージする場合です。
全ての駅にオクトパスのチャージ機(増値機/Add Value Machine)があります。
Suicaと同じで、差込口にカードを差込み、お金を入れればチャージ完了です。
また、客務中心の窓口でもチャージは可能です。
次に、コンビニでオクトパスカードをチャージする場合です。
コンビニでのチャージが一番簡単です。オクトパスカードとチャージしたいお金を出せば、店員が対応してくれます。レジ近くのカードリーダーにカードを置いてチャージする、セブンのnanacoと一緒です。
その他のチャージ場所として、スーパーやドラッグストア、ファーストフード店などがあります。
オクトパスカードの「払い戻し」
一度購入したオクトパスカードは、最後のチャージから1000日以上経過で一時的に利用停止になりますが、客務中心の窓口で手続きをすれば再開可能です。
今後、香港に来る予定がある人は、そのまま持っているのがいいでしょう。
とりあえず、払い戻しをしたい人は、客務中心の窓口で「refund please.」と言ってオクトパスカードを渡しましょう。
保証金50HKDと残金を返金してくれます。
オクトパスカードを使う際の注意点
払い戻しの際、通常のオクトパスカードは、購入から3ヵ月未満だった場合、9HKDの手数料が掛かります。
これは通常のオクトパスカードに限ります。
また、オクトパスに破損やシール添付などがあった場合、その場では払い戻しができません。
小切手での精算となりますので、取り扱いには注意しましょう。
さらに破損していた場合には、カード代金として30HKDが差し引かれますので、注意しましょう。
その他にも、オクトパスカードの残高が500HKDだった場合も、その場で精算できず、小切手での精算となります。
過度なチャージにも注意してください。
まとめ
以上が、香港の旅行には欠かすことのできないアイテム、オクトパスカードの紹介になります。
オクトパスカードを持っていれば、移動もちょっとした買い物も、ストレスフリーでできます。
オクトパスカードを使いこなし、香港での旅行をより楽しんでください。