香港で住む町はどこがおすすめなのかと疑問に思ったことはありませんか?
今では、世界一不動産価格が高いと言われている香港ですが、お店の価格や賃料、家賃も高額です。
香港に長期滞在するとなると、香港の住宅事情や日本人が住みやすいエリア、若い人の一人暮らしや家族済みなど、どのお部屋がおすすめなのかと疑問に思うはずです。
そこで今回は、香港で住む町のおすすめの場所・エリアについて詳しく紹介します。
香港の住宅事情
香港に行ったことある方ならご存知の方も多いと思いますが、目が回るほどの高層マンションが立ち並び、人口密度も世界一クラスの街です。
また、超高層建物数も香港が世界一ということなのでびっくりです。
数が多いのだから家賃などの賃貸料が安いのではと思う方も多いと思いますが、実はそうではありません。
香港の平均年収は日本円価格にして15万円程度なのですが、それに比べて家賃が高すぎます。
古いタイプの50平米ほどの家でも家賃が13~15万円するというので驚きです。
香港主要エリアの特徴と家賃の相場
香港は、230以上の島から形成される「香港特別行政区」です。
香港島や九龍島などは有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
このような島を含めて香港と呼ばれています。
そんな多数ある島々ですが、日本人に人気のあるエリアは主に香港島にあります。
- ・Wan chai(ワンチョイ)
- ・Central Midlevel(セントラル・ミッドレベル)
- ・Happy Valley(ハッピーバレー)
- ・Tai Koo Shing(タイクー)
この香港の主要エリアとも言える日本人に人気のあるエリアの特徴と家賃の相場について詳しく見てみましょう。
Wan chai(ワンチョイ)
「Wan chai(ワンチョイ)」の街は、セントラルからも近い人気の移住地区です。
香港島でもセントラルに続く繁華街で、官庁機関をはじめとした、オフィスビルや飲食街、ブティックなどのマーケットが多く建ち並びます。
また、スーパーやデパート、銀行なども多いので便利で住みやすい街のひとつです。
ワンチョイは家族住み・家族連れにおすすめの場所と言えます。
ただし、家賃は高額で2~3LDKの100平米で日本円にして約50~100万円程、狭くても構わないという方であれば、30平米で18万円ほどです。
Central Midlevel(セントラル・ミッドレベル)
「Central Midlevel(セントラル・ミッドレベル)」は、香港一のオフィス街です。
金融、証券、商社、保険と多くの企業がこの場所に集まっています。
また、セントラル・ミッドレベルは昔から高級住宅として知られ、飲食店から主要なデパートへのアクセスが良好で住みやすい人気の場所です。
また、夜遊びスポットもあるので、若い一人暮らし、単身の方におすすめの街と言えます。
ワンチョイと同様で家賃は高額で、2~3LDKの100平米で日本円にして約50~100万円程、30平米で18~22万円ほどです。
Happy Valley(ハッピーバレー)
Happy Valley(ハッピーバレー)は、香港の中心地ではあるものの、緑や自然が多いのんびりとした時間が流れるエリアなので老後に住むのにもおすすめの閑静な住宅街です。
日本の小学校などもあるエリアなので日本人も多く住んでいます。
家族向けの物件も多く、ペットを飼っている家族にも人気の場所です。
立地・利便性などを考慮した場合、高級マンションになってしまいますが、100平米以上の物件で100万円ほどになります。
Tai Koo Shing(タイ・クー・シン)
「Tai Koo Shing(タイ・クー・シン)」は、MTRタイクー駅から海側に開発された大規模マンションが立ち並んでいます。
日系スーパーAPITAも入いる大型ショッピングモール(Citi Plaza)、MTR太古駅に直結しているので快適に過したい方におすすめの場所です。
日本関係のショップも集積しているので、築は古いですが日本人に根強い人気があるマンションです。
ファミリー向けのアパートやマンションで70平米からで約35万円~、単身向けの25平米からで14,000HDK(香港ドル)約20万円です。
香港で家を借りる時のポイント
香港で家を借りるときのポイントを見てみましょう。
これは日本で家を借りるときのポイントとほぼ同じなのですが、まず家賃の予算、上限を設定します。
続いて、間取りや面積、通勤や通学の利便性などを考慮します。
病院や学校など周辺環境が良いのかをしっかりと確認しておくことも大切です。
また、賃貸開始日と賃貸借の期間も後でトラブルにならないようにしっかりと確認しておきましょう。
香港のマンションに住む際の注意点
香港のマンションに住むとなった場合、どのようなことに注意したらいいのでしょうか。
まず、入居時にかかる費用は、20,000HKDの物件を借りる場合の一般的な諸費用は
- ・敷金(家賃の2ヶ月分)40,000HKD
- ・入居時の家賃20,000HKD
- ・印紙税(家賃*3%+2.5 HKD)602.5HKD
- ・不動産仲介手数料12,500 HKD
で合計73,102.5HKDです。
このように、物件の月の価格の約4倍近くは必要だということをしっかりと理解しておくことが大切です。
また、マンションを借りて何か不具合があった場合に誰が負担するのかをしっかりと確認、明記しておくことも大切です。
誰が修理をするのかなどをしっかりと確認しておかないと後でかなりもめるようなことになります。
マンションの管理費になにが含まれているのか、電気系統の修理代は管理会社が面倒をみてくれるのか、請求書はどうなるのかなどをしっかりと確認しておくようにして下さい。
香港で家を借りるなら用意しておきたいもの
香港では、最初から家具がついているマンションがほとんどです。
一般的なマンションで、テレビや冷蔵庫、エアコン、乾燥機、ソファ、ベッド、クローゼットなどが付いています。
しかし、香港で家を借りて長期間滞在するのであれば、除湿器は必需品と言えます。
香港の3月~5月は特に湿度が高く、湿度90%を超える日が続きます。
除湿器がない状態だと、壁だけでなく衣類や革製品がカビだらけになってしまうので注意が必要です。
除湿機にプラズマクラスター搭載のものを1つ用意しておけば、部屋干しの匂いも抑えられるのでおすすめです。
香港の住みやすさ
香港は家賃が高いとはいえ、住みやすさで言えば日本人の住みやすい国のひとつと言えます。
その理由の一つに日本の食べ物の多さが挙げられます。
SOGOやジャスコ、セブンイレブンにも日本の食べ物が多く置かれているので食べるものには困りませんしお酒だって比較的安く買うことができます。
また、治安も比較的良いので、ストレスを感じることなく、子供たちを安心して学校に送り出すことができます。
よく香港はシンガポールと比べられますが、住みやすさで言えば香港の方が住みやすいと言えます。
気温も年間を通して比較的高いので過ごしやすく、東京の夏よりも暑さを感じないのも住みやすさのひとつです。
ただ、湿度が高いので湿気だけは日本と比べて高いと言えますが、東京の夏に比べれば過ごしやすいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、香港で住む町のおすすめの場所・エリアについて詳しく案内してきました。
まとめると、
- ・香港島は日本人が多く住むのにおすすめ
- ・家賃は日本と比べると非常に高い
- ・部屋を借りる時は家賃の4倍近く諸費用がかかる
- ・不具合があった場合に誰が負担するのか確認しておく
- ・香港は日本人にとって住みやすい場所
香港は、世界一不動産価格が高いと言われている街ですが、それを考慮すれば日本人にとって非常に住みやすい街です。
特に日本人の口にあう食べ物が多いのがありがたいですね。
また、香港島は日本人が多く住んでいるので、香港に住むのであれば一番おすすめのエリアと言えます。
是非この記事を参考にして、香港島で自分に合いそうな町を選んでみて下さい。