仕事も見つけ、やっと香港に住むこともできて、毎日ガンガン働いていると、ふと「疲れたー」と思うときがやってきます。
そんなときは、飛行機に飛び乗って、タイとかバリとかのアジアンリゾートで心も体も休ませたいですよね。でも、休みが取れない!お金がない!!という方のために香港でリゾート気分が味わえるスポットをご紹介します。
淺水灣(レパルスベイ)
出典:https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%BA%E6%B0%B4%E7%81%A3
まずは一番気軽に行けるレパルスベイ。香港島の南側にあります。昔々のハリウッド映画「慕情」で有名になって以来50年以上、観光ツアーの超定番ですが、今もまだ十分にリゾート気分が味わえます。
セントラルからバスで行くと右手にビーチが見えてきます。このビーチの形と大きさがいいんです。真っ白とはいきませんが、キレイな砂浜で、海もかなり透明感があります。海に面して高級マンションが立ち並び、山の上には豪邸も。
ゴミゴミした香港で毎日セカセカ生活している人は、この高級感だけで、もう癒されると思います。
ビーチでのんびりしたら、後ろに見えるザ・レパルスベイでランチやアフタヌーンティーをどうぞ。建物の真ん中部分に穴が空いているビルですから、すぐわかります。
このビルはもともとレパルスベイホテルというコロニアル建築の美しいホテルでした。これを近代的なマンションにしたときは、けっこう物議を醸したんですが、ホテルの一部はレストランやカフェ、ショップとして残されたので、ホテル当時のリゾート気分が味わえるというわけなんです。
この建物に空いている穴にも意味があって、風水でいう「龍脈」を山から海に断ち切らずに流すために開けられたんだそうです。ということで、パワースポットでもあるんです。
ちなみにこのザ・レパルスベイはマンションだけでなく、サービスアパートにもなっていますが、2ベッドルームで月170万円ぐらいだそうです。風水のおかげで、香港の宝くじ「六合彩」に当たれば、住めるかも。ちなみに、このマンションからセントラルへはシャトルバスが出ていますから、通勤もラクラクです。
行き方
一番簡単なのはセントラルの中環交易廣場のバスターミナルから行く方法です。始発なので、日曜、夏休みなど、混んでいる時も一つバスを遅らせれば、必ず座れますし、二階の前の特等席にも座れます。右側に座ると海を見ながら行けますよ。
バス番号は6、6A、6X、66、260 です。料金はバスによって違いますが、$5.3から$10.6、所要時間は30分から45分です。
赤柱(スタンレー)
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%9F%B1
レパルスベイからさらに南にあるのが、スタンレー、ここは観光客にも地元の人にも人気がある場所なので、リゾートに求められる「ゆったりさ」はあまりないかもしれませんが、美味しいランチと買い物で、日頃のストレスを発散できるところです。
バスを降りたら、左側にある坂道を下って行きます。左側には地元の市場、香港の下町のような一角があります。旅行者には珍しいかもしれませんが、香港に住んでいる人には、日常の光景なので、興味がなければ、無視してずんずん進んでください。すると海側に出ます。
右側にレストランがたくさんあります。同じようなレストランがたくさんあって競争が激しいためか、値段もそんなに高くなく、美味しい店が多いです。気に入った店を見つけたら、とりあえずビール。ビールの種類も豊富な店が多いのがリゾーティーです。海を眺めながらビールとランチ、やっぱりリゾートです。
お腹がいっぱいになったら、腹ごなしがてら、左側のスタンレーマーケットをブラブラしましょう。いかにも「香港のお土産」を売っているお店も多いのですが、私が行くのはファクトリーアウトレット系のお店。いくつもの店がまとまっているので、買い物しやすいですよ。
ブラブラ歩きが好きだったら、レストラン街を抜けて、西側にある美利樓(マーレーハウス)でも覗いてみてください。再建されたものとはいえ、植民地時代の名残を感じさせる美しい建物です。
行き方
やっぱりここもセントラルからバスで行くのがオススメです。レパルスベイへ行くバスと同じバスを使ってください。バスはレパルスベイを通ってスタンレーに行きますから、行きか帰りにレパルスベイに寄ってもいいですね。
もう一つオススメなのは、銅鑼灣(コーズウェイベイ)から、ミニバスで行く方法です。銅鑼灣廣場第1期から出ている歩道橋の向こう側にある登龍街から40番のミニバスで行くと、とっても早いですよ。料金は$10.8です。
北角(ノースポイント)から63番、66番のバスで、(チムサーチョイ)から973番のバスも使えますが、地下鉄で一旦セントラルかコーズウェイベイに出た方が、行きやすいのではないかと思います。
ランタオ島 下長沙ビーチ
出典:http://4travel.jp/overseas/area/asia/hong_kong/hongkong/kankospot/10316274/
最後にオススメするのが、ランタオ島の下長沙ビーチ。空港のほか、大仏、ディズニーランドなどの観光地が思い浮かぶランタオ島ですが、ディスカバリーベイという駐在員が多く住むエリアもあって、そこに住む人たちが週末にのんびりしにやって来るのが、このあたりのビーチです。
九龍や香港島からだと、けっこう時間がかかるので、香港人にとってはまさに「リゾート」。このビーチに数多くある「渡暇屋」と呼ばれる民宿に泊まって2,3日滞在する若者が多いです。
このあたりにはこの下長沙ビーチの他に上長沙、貝墺といったビーチがありますが、下長沙を特にオススメするのは、ここに私の一番お気に入りの「”On The Beach”レストラン」があったからです。
以前はSTOEPという南アフリカ料理を出す、それはそれは素朴なレストランだったんですが、そのレストランが梅窩に引っ越した後、新しくできたのが「Barthers」というレストラン。新しいと言っても、レパルスベイのレストランやカフェと違って高級感はありません。
でも、とにかく雰囲気がいいんです。香港であることを忘れてしまいそうなまったり感。お客さんは欧米人がやっぱり多いですが、日本人や香港人もちらほらいます。ビーチを歩く水牛を目にすることもよくありますよ。
シェフはイギリス人だそうです。オーストラリアから輸入した素材を多く使用したシーフードメニュー中心で、お値段は前のレストランよりちょっと上がりましたが、この雰囲気を味わえるなら決して高くありません。ビーチを見ながら、ワインでも注文してゆったりランチを楽しみましょう。
行き方
プチトリップ気分を味わうためにセントラルからフェリーでゆっくり行くのがオススメです。
セントラルのフェリーピア6番から「梅窩(ムイオー)」行きフェリーに乗ります。フェリーには普通船(平日$15.9 日曜$23.5 所要時間 50~55分)と高速船(平日$31.3 日曜$44.9 所要時間 35~40分 )があります。普通船はお金を少し足すと豪華席(二階)に座ることができます。
フェリーを降りたら、前にあるバス乗り場から下のいずれかのバスに乗って、「下長沙村(ハーチョンサーチュン)」というバス停で降ります。所要時間は20分ぐらいです。
1番 大墺行き $10.7
2番 昴坪行き $17.2
4番 塘福行き $5.6
ちなみに、南アフリカレストランSTOEPの引っ越し先はここ。梅窩にあるので、食事はこちらにしてもいいですね。 Shop 2, G/F, 6 Ngan Kwong Wan Road, Mui Wo, Lantau Island, Hong Kong
【まとめ】
いかがでしたか、休みが1日あればいける香港プチトリップ。忙しすぎる香港で、たまにはのんびりリゾート気分を味わってみませんか。